血管内治療(カテーテル治療)

外科手術

情報提供:ちゃこ様

血管内治療は、切らずに治療を行うため、身体への負担が少ない治療になります。

がん治療における血管内治療には「がん」に栄養を送る血管から抗癌剤などの薬を注入する動注療法や、その血管を遮断する塞栓術があります。

血管内治療(カテーテル治療)とは?

血管内治療にはカテーテルといった小さな管を使います。

動脈硬化は血管の内側にコレステロールなどが付着して血管が狭く硬くなった症状です。

糖尿病や高血圧、高脂血症、肥満、喫煙が原因で発症します。

全身の血管に生じ、さまざまな健康障害をおこすので早めの対処が必要になります。

流れが悪くなった血管を広げる血管拡張術。

他にも出血など際に血流を止める塞栓術など様々な手技。

ガン治療における血管内治療はガン細胞に栄養を送る血管に抗癌剤などの薬を注入する動注療法。

専門に行っている病院が存在します。

まとめてみるとガン治療でも血管内治療(カテーテル治療)が活用しています。

血管内治療の方法とは

足の付け根の動脈に1.5 mm程度の細い管(カテーテル)を挿入。

しかも、このカテーテルにさらに細いマイクロカテーテルを挿入します。

つまり、ガン細胞に届く血管へカテーテルを到達させることができます。

目的の場所へカテーテルを到達させたら、造影剤を注入。

その結果、血管の撮影が可能となります。

血管の場所がはっきりすれば、治療剤を分布することができます。

ガン細胞に栄養を送る血管をみつけたら抗がん剤を注入、出血を止めるために血管の塞栓を行います。

治療後、2、3時間の安静が必要です。

安静が終われば歩行も可能になります。

血管内治療(カテーテル治療)

がん組織に直接カテーテルにより高濃度の抗がん剤が届きます。

がん細胞へ直接抗がん剤を注入し血管の塞栓を行うため、使用する抗がん剤が少なくてすみます。

使用する抗がん剤が少ないため、副作用を最小限に抑えることができます。

血管内治療(カテーテル治療)ができるがん

主に肝臓がんの治療法の一つとして知られています。

他にも胆管がんや転移性肝がんにも応用しています。

肺がんや縦隔リンパ節転移、頭頸部腫瘍など様々な領域のがんを治療することができます。

詳しい対応可能な部位は問い合わせてみるといいかと思います。

血管内治療(カテーテル治療)は保険適用?

血管内治療は部位に関係なく全て保険適用になります。

 

血管内治療(カテーテル治療)について

使用する抗がん剤は少量で済むため、副作用がほとんどありません。

また、一般的な手術に比べて切開する部分が非常に小さいため、体への負担が少なく、術後3時間ほどで歩行可能になります。

そのためQOL(生活の質)を維持した状態で治療継続が可能です。

抗がん剤を打ち続けて副作用に苦しむといったことはほとんどありません。

ただ、この治療法をしている病院がとても少ないので、場合によっては交通費等がかかるかもしれません。

 

血管内治療(カテーテル治療)を行っている病院です。

 

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