がんを患ったときの介護保険について

がんと言われたら

介護保険は仕事を退職した高齢者だけのものではありません。

高齢者だけでなく、がん患者も介護保険を利用できるのです。

しかし、がん患者というだけでは介護保険を利用できません。

利用するためには、一定の条件が必要です。

がん患者は介護保険は使えるの?

がん患者は介護保険を利用できますが、医師から末期がんだと診断されて、かつ40歳以上の人に限ります。

これは、介護保険が40歳から支払うものだからです。

40歳以下だと末期がんでも介護保険を利用できません。

介護保険が利用できるようになると、車イスや介護用ベッドの貸出などが利用できるようになります。

在宅でのケアも行ってもらえるため、介護保険は申請しておいたほうがいいと思われます。

私は母が亡くなってから介護保険が使えると知りました。

介護保険が使えることをもっと早く知ることができればと思いました。

介護保険利用の認定方法と認定までの期間

がんで介護保険を利用したいとなった場合は申請が必要です。

介護保険を利用する認定方法

1.介護保険申請書(要介護認定申請書)を自治体の介護保険担当部署からもらいます。
または、地域包括支援センターでも申請書をもらえます。

2.主治医が記載する主治医意見書を申請書に添付して提出します。

3.提出された書類を元に、コンピューター判定や専門家が介護認定を出します。

以上が簡単な介護保険の申請方法です。

介護認定は訪問調査員が自宅に訪れて身体状況を把握するなどもあり、総合的に判断して介護保険が利用できるか決まります。

認定までかかる期間

介護保険は申請してから訪問調査などがあり、認定されるまでに約1ヶ月ぐらいかかります。

なかには2ヶ月ぐらいかかる自治体もあるようで、認定まで何もケアを受けれないまま過ごす期間は長いです。

しかも末期がんだと、容態が急変して早く保険を使いたいけども利用できないというケースもあります。

そのため、がん患者の入院中から申請をし、自宅に戻った時に保険が使える状態にしておくのがスムーズです。

最近ではがん患者の場合、容体が急変する等あるため、早く認定されるようです。

介護保険と医療保険の違い

ざっくり言えば、介護保険は調査からその人にあった生活ができるようにケアプランを立てます。

そして、それに沿ったサービスの提供をします。

一方で医療保険は、容態の急変に合わせてケアを変える、頻繁に利用できるなど柔軟性があります。

末期がんは様々な容態に対応するために、介護保険では対応できないところの穴を埋めるのが医療保険なのです。

がん患者は身体の変化が早いため、早めに地域包括支援センターなど自治体に相談し、いざという時には介護保険が利用できるように準備しておくと、患者本人とそれを支える家族が楽になります。

 

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