デンパーシャント

腹水の治療

お腹の腹水が腹水穿刺や腹水還元では追いつかなくなった時に行う手術です。

腹水を腹腔から静脈へ灌流させるカテーテルを設置し、腹水貯留の症状改善のための緩和治療となります。

腹水穿刺や腹水還元のように病院へ行かなくてもよくなるので、色々な面で楽にはなると思われます。

デンパーシャントは入院が必要?

入院しての手術となります。

入院期間は4日~5日くらいです。

手術自体は30分~1時間程度です。

保険は適用?

もちろん保険適用になります。

デンパーシャントのリスク

腹水還元のように一度腹水を出し、ろ過して静脈へ戻すという方法ではなく、直接腹水原液を静脈へ灌流させる方法です。

そのため腹水に細菌感染が生じると、全身にばらまいてしまい敗血症を引き起こしたりします。

またDIC(播種性血管内凝固症候群)を伴うこともあります。

播種性血管内凝固症候群とは

全身血管内における持続性の著しい凝固活性化により微小血栓が多発し、進行すると微小循環障害による臓器障害をきたすとともに、凝固因子血小板が使い果たされる(微小血栓の材料として消費される。医学的には消費性凝固障害と言う)ため、出血症状が出現する。凝固活性化とともに、線溶活性化(血栓を溶かそうとする生体の反応)もみられる。血を止めるための血栓(止血血栓)が、過剰な線溶により溶解することも出血の原因となる。しばしば重篤な出血症状、血圧低下(ショック)がみられる。

こういったリスクがあるのでよく主治医等に相談してからのほうがいいかと思います。

デンパーシャントの情報お願いします

デンパーシャントを設置された方、検討中の方デンパーシャントの些細なことでも結構ですので情報よろしくお願いします。

 

 

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